キンモクセイ

P1040549.JPG朝晩だいぶ涼しくなってきましたね。
一年の内で今の時期が一番大好きな
いなばデリカフーズブログ担当”まつ”です。

この時期が好きなのには、気候がいい以外にもう一つ理由があります。
毎年涼しくなり始めるころにどこからか漂ってくる甘い香り・・
そう、キンモクセイの香りです。


私の家や職場の近くでは、今まさにキンモクセイが盛り。まつは毎日夢見心地なワケです(//∇//)

写真はいなば食品の生垣のキンモクセイ。
子供の頃は落ちた花を拾い集めて部屋に置いて香りを楽しんだっけ・・

キンモクセイと言えばいつも気になることがあります。

だいたい10月初旬に一斉に咲くように思うんですが花が終わってさみしくなっていると、しばらくしてまたあの香りが・・
どうも花の盛りが2回訪れることがあるようなんです。

とても気になるのでインターネットで調べてみると、キンモクセイが二度咲くのはどうやら間違いではないようです。一度目の花の盛りが過ぎてから10日~14日後位に二度目の花のピークが訪れます。これは同じ花芽が咲くのではなく、別の花芽が遅れて咲くという事です。

ですが、毎年という訳でもなく気まぐれな感じ。

ちなみにキンモクセイは、中国が原産で日本には江戸時代に渡来したとされています。
イチョウのように雄株と雌株があり、日本には雄株のみが入ってきたので結実せず
挿し木で増やすようです。知らなかった~

ソメイヨシノのように開花前線がなく全国でほぼ同時期にキンモクセイが開花するのは原種が同じという事に関係してくるんでしょうか。

毎年その香りを楽しんでいた割には知らなかった事が多く、知れば知るほど謎めいた魅力をもったキンモクセイ。

静岡県の木がモクセイだということも、今日気が付きました。(^^;)

そして最近知ったのですが、三島市にある三嶋大社には国の天然記念物の指定を受けた
樹齢は1200年を越えると推定されるキンモクセイがあるとの事。
現在もっとも古く、かつ大きなモクセイとして知られているようです。

この三嶋大社のキンモクセイは、この近所に咲くものより開花が1ヶ月位早目。
今年の二度目の開花は既に9月終わりから始まっているとのことなので気になる方はいかがでしょうか。まだ今なら間に合うのでは。
家からも近いので私もいつか見に行ってみたいなと思います。

今夜は大好きな桂花茶(キンモクセイの香りを付けたお茶)で秋の夜長を楽しんでみようかな~ (^―^)
(2011.10.3)